「電気代、前の方が安い?」
これまで、基本的に新電力のメニューは、大手電力会社のメニューより安価とされてきました。
しかし今、その関係が一部のメニューにおいて逆転していることをご存じでしょうか?
どうしてそのようなことが発生しているのか、正しく理解するためには「規制料金」と「自由料金」について知る必要があります。
「規制料金」とは、従来からある大手電力会社のメニュー※1 が該当し、消費者保護の観点から自由に電気料金を改定できないメニュー料金のことです。(改訂には国の認可が必要となります)
「自由料金」の多くは、新電力のメニュー※2 が該当し、国の規制がなく自由に料金設定・改定ができるメニュー料金のことです。
電力業界では、一昨年から続く国際的なエネルギー価格高騰により、発電に係る費用が2~3倍程に膨れ上がっています。大手電力会社をはじめ、当社を含む多くの新電力は「自由料金」メニューの「燃料調整費」で上限撤廃を行い、膨大な発電費用の上昇分を価格に転嫁しています。
※上記は一例です。料金メニューや使用量等使用状況によって結果が異なります。
一方で「規制料金」メニュー内の「燃料調整費」の改訂は電力会社の一存では行えません。燃料調整費の上限超過分は電力会社が負担しています。しかし、大手電力会社もこのままでは事業継続性が困難になることから、一部で国に料金改定の申請をしています。
このような状況により、大手電力会社の「規制料金」メニューが新電力の「自由料金」メニューよりも安くなる現象が発生しているのです。
ここで注意が必要なのは、あくまで「規制料金」メニューと「自由料金」メニューを比較したときの結果という点です。大手電力会社の「自由料金」メニューから、新電力の「自由料金」メニューに切り替えた場合は、依然として新電力のほうが安価になります。※3
※1九州電力様の場合、従量電灯B・従量電灯C・低圧電力の契約が該当します。
※2九州電力様の場合、スマートファミリープラン・スマートビジネスプラン・高圧電力等、※1以外のすべてのメニューが自由料金です。
※3一例として、九州電力様のスマートファミリープランから新電力おおいたのおおいたのでんきBに切り替えた場合は、おおいたのでんきBのほうが安価になります。
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